good musicを探して
RY COODER 「PARIS TEXAS」 MOVIE
2008年06月11日(水) 23:38
ヴィム・ヴェンダース監督の「パリ、テキサス」は忘れられない映画のひとつである。

詩的な映像もサム・シェパードの脚本もよかった。

トラヴィス役のハリー・ディーン・スタントンも

ナスターシャ・キンスキーも、子役の彼の演技もそれぞれ味があってよかった。

だけど、僕にとっての「パリ、テキサス」は何といってもライ・クーダーの音楽なのだ。

音楽ファンならではの身びいきもあるかもしれないが

「音楽が映像を凌駕することってあるんだな」

というのが劇場の闇の中でドブロギターの深い音色に包まれた僕の正直な感想だった。

冒頭のシーン、まるで心象風景のような荒涼とした砂漠をトラヴィスが往く。

かさなるライ・クーダーのギター、それだけでノックアウトされてしまった。

サントラ盤のCDをすぐに買い、友人に贈ったりもしたっけ。

CDだから擦り切れるまでとは言わないが、その後繰り返し何度も何度も聴いた。

公開からかなり経ったが、これほどまでに凄味のある音に僕はまだ出会っていない。
温故知新 26
2008年06月11日(水) 06:47

弱い者達が夕暮れ さらに弱い者をたたく

その音が響きわたれば ブルースは加速していく
今日のひとりごと
2008年06月11日(水) 03:36

大西知花さんのカバー「FOR YOU BLUE」、グルーブ感があって本家よりいいんじゃないか。
大西知花 「AMAZING GRACE」
2008年06月10日(火) 22:20
ギタリスト大西知花さんの1stデモ音源「ROUGH&READY」の1曲目。

通称ドブロギター、正しくはリゾネーターギターと言うんだそうだ。

アコースティックギターからエレキギターへの過渡期に生まれた楽器で

主にブルースやカントリー系のギタリストが好んで使用している。

サウンドホール代わりの共鳴板により普通のアコースティックギターに比べ

音が太く大きく、豊かで深みのある音を出す。

大西さんのアメージンググレイスを聴くと、

とても複雑な音が紡ぎ出されるているのがわかるだろう。

彼女は現在、都内のライブハウス中心にすご腕ギタリストと共演したりしながら活躍中である。

これは早いうちに一度生で観ておかねば。

梅雨のさなか、部屋のなかで曲をかける。

錯覚なんだけど部屋の空気が一変して乾燥してしまったような気が。

映画「パリ、テキサス」以来この独特な音を聴くとあの砂漠の風景が思い出されるのだ。


http://www.myspace.com/blackfirebird
ハナニアラシノタトヘモアルゾ  「サヨナラ」ダケガ人生ダ
2008年06月08日(日) 19:39
ちょこっとづつ過去ログを読み進めていたイースタン吉野さんのブログ

「天沼メガネ節」をとりあえず読み終えた。


http://www.yoshino-seisakujyo.com/meganebushi/


うーん、面白かった!

イースタンユースの歌詞の世界を読み解く手がかりがりとなるキーワードが

そこここに散りばめられていてなるほどなぁ、と。



トム・ウェイツ              ロック・ミュージシャンで好きな人多いなぁ、ニヤリ

ブコウスキー               読んだことないが、暇があったらトライしてみよう

厄除け詩集               なるほど…

日本のオルタナ人脈         そうだったのか…

etc.



で、今回はイースタンユースとはまったく関係のない話などを。



ハナニアラシノタトヘモアルゾ 

「サヨナラ」ダケガ人生ダ



という漢詩の名訳が有名な厄除け詩集といえば井伏鱒二さんですよね。

僕は渓流釣りをするけど釣り師的な観点から言えば、井伏さんって釣り文学の巨匠。

その後輩筋にあたるのが開高健さんだ。

これはアウトドアライターの天野礼子さんの本に書いてあったことなんだけど、

開高さんが病に倒れ、余命いくばくもない時のこと、

開高さんは親しかった天野さんの面会さえかたくなに拒んだという。

それは釣りや美食について旺盛に語った開高さんなりの美意識だったのかもしれない。

入院先すら教えてもらえない中、

天野さんは探偵よろしく入院先をつきとめ、病床の師匠(天野さん自身も釣り師)を訪ねる。

その時開高さんは弟子の執念の訪問を喜びつつ、先輩である井伏さんの名訳を引き

「サヨナラダケガ人生ダ」と別れの言葉を贈ったという。

また「負うた子に教わるやな」と天野さんのことを褒めたそうだ。

開高さんはどちらかというと日本のフィールドに愛想を尽かし、海外へと眼を向けた人だった。

反対に天野さんは、日本に最後まで残った素晴らしい河川を未来に残したいと行動を起こし、

今なお長良川河口堰の問題で活動されている釣り師の鑑だ。

そんな天野さんのプラグマティックなところを評しての言葉だと思われる。

天野さんの本を読んでいてこのくだりのところはさすがにジーンときた。

二人のやりとりに年齢や性別を越えた温かな友情を感じたからだ。
今日のひとりごと
2008年06月07日(土) 17:48

天気みたいにクルクル変化する音楽を、

というのがウェザー・リポートのバンド名の由来なんだそうだ。
温故知新 25
2008年06月07日(土) 02:21

過ぎていく時間だけで 年をとったりしない

希望を失う時 若くても死んでいる

今日のひとりごと
2008年06月07日(土) 02:04

パンクやロックが好きだけど同じぐらいベタベタなポップスも好きだ。

ジョン・レノンが好きだけど「オブ・ラ・ディ、オブ・ラ・ダ」だって好きなのさ。
CALBIE CAILLAT 「KISS THE GIRL」 PV
2008年06月07日(土) 01:47
非常に雑な言い方だけどたとえば80年代のパンク、

90年代のハウスやヒップホップなどのクラブミュージックの台頭には

それぞれ功罪があって、一番賞賛されるべきは

音楽自体の可能性を色んな意味で押し広げたことだと思う。

しかし、その一方で70年代の音楽が持っていたメロディの豊かさを

どこかに置き忘れてしまったなぁという感じがしないでもないのだ。

僕がレゲエに一日の長があるなと思う理由もそこにある。

新しい音楽を創造するためにそれまでの音楽を一度破壊してみるのもいい。

でも、壊しっぱなしじゃなくて新しい形をそこからまたつくっていく責任があるんじゃないか、

とリスナーとして素朴に思っているわけだ。

コルビー・キャレイ、MYSPACEから火がついたカリフォルニア発のシンガーソングライター。

楽曲にそんな忘れ物を現代に再び甦らせようとする意図を感じるんだけどどうだろうか。

「素晴らしい曲というものは心を高揚させ、暖め、心地よくするものだ」とは彼女の弁。

まったく同感だし、メロディへの飢えや渇きを癒してくれる歌姫の登場を大いに歓迎したい。


http://www.myspace.com/colbiecaillat
今日のひとりごと
2008年06月06日(金) 19:29

よいロックは僕をチャージしてくれる。
温故知新 24
2008年06月06日(金) 18:10

あきらめるなんて 死ぬまでないから!

今日のひとりごと
2008年06月06日(金) 01:46

ほんっとヒロトってブルースハープうまいよなぁ。
ザ・クロマニヨンズ 「エイトビート」 PV
2008年06月06日(金) 01:00

ただ生きる 生きてやる

呼吸をとめてなるものか

エイトビート エイトビート



僕も好きだからあれこれと音楽についてたわごとを書くけども

基本は音楽って体感するものだと思ってるし、シャワーみたいに浴びるものだと思ってる。

この曲もどこでもいいから小さなハコで見てみたいものだ。

ある方のライブレポによるとヒロトは

「我々は何のために生まれてきたか知りませんが、ロックンロールをやるために生きています」

とMCで言ったそうだ。泣かせること言ってくれるね。

曲を聴く限りヒロトもマーシーもシフトダウンしようなんて気はサラサラないみたいだな。

二人がその気ならどこまでだってついていくぜ。
ひょうたん 「宇宙の傍らで」
2008年06月06日(金) 00:33
ライブでリズムをとりながら黙々とベースを弾くイースタンの二宮さんが好きだ。

「ひょうたん」は彼のバンド。

どんな音なんだろうとサイトで試聴してみることにした。

これが、なんつーか一筋縄ではいかない音なのだ。

困ったね。うまく形容できない。

僕がふだん聴いている音楽には似たようなカテゴリーがないんだよ。

それでもこの曲に限ってなんだけど詩的イメージを駆使した歌詞がなぜか

はっぴいえんどの「風をあつめて」を想起させた。

日本のロックの源流部のひとつですね。

ノスタルジーがありながらそれだけでもないという。

歌詞中の「窓の向こうは容赦なき宇宙」とは見事な表現だと思った。



http://www.hyotan.net/discography.html

http://jp.youtube.com/watch?v=Co8JUNgWis0
今日のひとりごと
2008年06月05日(木) 00:40

ボー・ディドリー死去。

今年の天国ロックフェスは、偉大なニューカマー登場で大いに盛り上がるだろう。
今日のひとりごと
2008年06月05日(木) 00:31

何回聴いても「チャイナタウン」の後藤次利さんのベースは素晴らしすぎる。
今日のひとりごと
2008年06月04日(水) 00:10

紀行作家の宮脇俊三さんは著書の中で、

あえて梅雨時の旅こそおすすめだと書いた。

曇り空の下、霧が出た山河は幽玄で美しい。
温故知新 23
2008年06月04日(水) 00:05

屋根のむこうに ぬれた屋根の波

泣かなかったわ 別れのときも

心うらはら 悪い癖だね

片意地はって 困らせたっけ

わたしのいちばん いやなとこだけ

胸にきざんだ そんな気がする

雨の日は家にいて

JOSH MILAN 「YOU ARE THE SUNSHINE OF MY LIFE」 LIVE
2008年06月03日(火) 07:28
この前のディープハウスの続き。

僕が聴いてたGROOVEPARLORのDJミックスはジョシュ・ミランによるもので

この人物こそハウスの第一人者的なユニットBLAZEの片割れなのだ。

以前、ペットショップボーイズの「イッツ・オールライト」を紹介したが

そのオリジナルは彼らなのである。

ハウスの創成期から第一線で活躍してるいからもうかれこれ長い。

最初にBLAZEの音楽に触れたのは、

たしかシカゴハウスのコンピュレーションアルバムだったと思う。

ハウスの古典的な内容で「MOVE YOUR BODY」とかが入っていたやつだ。

曲が良くてスピリットを感じる「イッツ・オールライト」が好きで、その後も気になっていた。

で、フラフラと海外の音楽サイトを物色している時にまたも出会ってしまったというわけだ。

DJミックスを聴いてる限り基本線は当時も今も変わっていないんだなという気がする。

ハウスって結局バスドラ四つ打ちのフォーマットの中で何ができるかっていう勝負だからね。

それほど斬新な変わりようなんてないのかもしれない。

映像はキーボードの弾き語りで歌うジョシュ・ミラン。
今日のひとりごと
2008年06月02日(月) 00:05

どの曲がというわけではないが、

イースタン吉野さんの歌詞の世界の他者への優しい眼差しが好きだ。
温故知新 22
2008年06月01日(日) 20:49

白いハウスをながめ 相模線にゆられて来た

茅ヶ崎までのあいだ あなただけを想っていた
新緑、鮎解禁、田植え
2008年06月01日(日) 19:00
職場でパートをされてた年配の女性のお見舞いに厚木のリハビリセンターへ。

ひまわりのように明るい方だったので

クモ膜下出血で倒れたという報を聞いた時は信じられなかったし、心配だったのだ。

職場の同僚に最寄り駅でピックアップしてもらい神奈川県内を西走。

昨日までの雨のせいで新緑の大山がよけいに瑞々しく眼に眩しい。

何だかんだ言ったって大山や丹沢は神奈川県民の宝だよなぁと思う。

あの山の向こうに美しい山女魚が泳ぐ沢が抱かれているのを想像するのは悪くはい。

相模川を渡る。普段より流れの強い川には大勢の鮎釣り師が繰り出していた。

今日6月1日は鮎の解禁日なのだ。

鮎釣り師が川に立ちこむ姿は風情があって日本的で絵になる風景のひとつである。



    激流を鮎の竿にて撫でてをり   阿波野青畝



本厚木駅前でお見舞いを買い、合流したもう一人と道沿いの

「まいどおおきに食堂」に入ってみる。

246沿いでよく見かけてはいたが入るのは初めて。

なんか社員食堂や学食みたいで面白い。

メニュー自体もファミレスよりは日本人には合ってるかな。

店を出て、七沢のリハビリセンターまではいくらもかからない。

道すがら水が張られた田んぼはまるで鏡のようで田植えがそこかしこで始まっていた。

これまた日本的な胸に沁みる風景である。

「享楽都市の孤独」もいいが、

やはり自分は本質的には田園風景が好きなんだよなぁという思いを強くする。

ほどなくリハビリセンター着。受付で面会票に記入し、病室へ。

ちょっとドキドキ。どれぐらい機能が戻っているのか分かっていなかったからだ。

しかし、こちらの予想を見事に裏切っていつも通りの口調の彼女がそこにはいた。

冗談も言えば看護士さんへの毒舌なども出てくるし傍目にはけっこう元気そう。

こういう時に明るく振舞ってくれるのは逆にこちらが救われる。

海外や日本の山に登った話や入院中に見た幻視の話などを3人で興味深く聞く。

とにかく好きなことをしてきた人で

他人にも「あとで」じゃなくていま遊んどきなさいよ、とよく言っていたものだ。

そんな彼女の前向きなところがリハビリを少しでも早めてくれたらなぁと祈りつつ握手をし、

病室を辞した。

今度時間があったら「山と渓谷」でも差し入れに行くとしよう。

行き帰りの車中、あっちこちの局に切り替えられたカーラジオから流れてくる曲は

オールディーズあり、最新のダンスチューンありと様ざまだったけど

田園風景にはアナログ感いっぱいのJ・ガイルズバンドがピッタリだと思った。


http://jp.youtube.com/watch?v=Wx6t11D99tA

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